「キャリアってなんだろう?」をはじめます。

キャリアカウンセラー資格を取得してから「キャリアカウンセラーって何しはる人なんですか?」とよく聞かれます。私自身もCDA(キャリア・デペロップメント・アドバイザー)と2級キャリアコンサルティング技能士の資格を持っていて、2016年の4月からは「標準レベルキャリアコンサルタント」が「国家資格キャリアコンサルタント」になります。一般の方からすると何が違うのかよくわかりません。

なので、ちょろっとでも関心をもってもらえるように連載記事を始めます。応援よろしくお願いします。

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第1話:「キャリア(career)」の意味を調べてみた

私に会う人が皆一様に質問してきはるのが「キャリアカウンセラーって何をする人なん?」ってこと。

そんだけ一般の方々に馴染みのない仕事なんですよね。

なんとなく「仕事の相談に応じてくれる人」「失業している人と一緒に仕事を探してくれる人」というイメージはわきますよね。

果たして、それがキャリアカウンセラーの仕事かと言われると・・・そうじゃない人もいてはります。

 

なので、今回は「キャリア(career)」を「言葉の意味」から考えてみることにしました。

 

すると・・・

1.【可算名詞】 生涯、経歴、履歴

2.【可算名詞】 (特別な訓練を要する)職業、生涯の仕事

3.【不可算名詞】 疾走

(出典:Weblio 辞書)

 

「仕事」よりも「生涯」「経歴」といった言葉の優先度が高いんですよね。

 

「生涯」を調べてみたら

①生きている間。一生。副詞的にも用いる。 

②ある事に関係した特定の時期。

③生命。

④生活を営むための生業・所領など。

(出典:Weblio 辞書)

 

調べてみた意味から察するに「人が生きている間」に活動する「生活を営むための生業」といった感じになるのでしょうか。

単純に「仕事」だけでもなさそうですね。

むしろ「人が生きている間」に焦点が当たっていて、それを一緒に考えたり、支えたり、アドバイスしたりするイメージでしょうか。

 

では、なぜ「キャリア(career)」という言葉が「仕事」という言葉をイメージさせるんでしょうか。

・・・つづく。

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第2話:イメージは「キャリアウーマン」から

キャリアカウンセラーとして活動を始めてから「どやったらやってることを理解してもらえるのか?」を考えつつ、あれこれチャレンジする日々を過ごしています。

2007年の秋にCDAを取得し、今が2016年なので9年目に入りましたがな・・・。

同じ年に滋賀県で初の「女性のチャレンジ支援講座」が開講になり、そちらにも参加しておりました。

当時のチャレンジ宣言が「キャリアカウンセラーの資格を取る」やったです。

 

その後、会場だった滋賀県男女共同参画センターで「女性支援」的な活動をやらせていただきましたが・・・。

自己紹介の時にキャリアカウンセラーとゆったら、参加者の方に「そんなおそれ多い人に習うなんて気が引ける」と言われたことあります。

よくよく話を聞くと、「キャリア」という言葉を聞くと「キャリアウーマン」を連想しはるらしいんです。

 

なので、「キャリアウーマン」についても調べてみました。

 

キャリアウーマン(女性長期賃金労働者)とは、専門的な職務遂行能力を生かして長期に仕事に就く(キャリア)女性であり、企業における管理職志向が強いと考えられている。

(出典:Wikipedia)

・・・う~ん、そうなんかな?

 

比類無き完璧とも思える働く女性キャリアウーマン

(出典:教えて!goo)

むしろ、コレやん!

 

そんな訳で、バリバリ仕事してた訳でもなく何をやってもグダグダな私は「親しみやすいおばちゃん」キャラを前面に出しております(汗)

ゆーなれば「おせっかいおばちゃん相談員」だと思ってください;;

・・・つづく。

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第3話:キャリアには「アップ」も「ダウン」もない?

さて、キャリアという言葉についてまわる「アップ」と「ダウン」という単語。

よく専門学校や通信教育の資格取得講座なんかも「キャリアアップ」という言葉が使われていますし。

それどころか、助成金にも「キャリアアップ助成金」というものもあります。

私の名刺もデザイナーさんに依頼したら、かわいいロゴで「career up」と背景に入れてくれはりました。(そのまままだ使ってますが)

 

しかし、「キャリアアップ」も「キャリアダウン」も和製英語で日本でしか通じないんですね。

第1話でもご紹介したように、「キャリア(career)」の意味は「生涯」と捉えると、その人の人生を何かと比較してアップやダウンはないやろう、と思います。

もひとつの「経歴」という視点から見ると「希望する職場への就職や収入の増加を目指して、より高い専門的知識や能力を身につける」が「キャリアアップ」と呼ばれているようです。

 

でも、どっちかといえば「キャリアアップ」より「キャリアデザイン(career design)」の方がしっくりきます。はい。

 

ちなみに「キャリアデザイン(career design)」の意味は「自分の仕事人生のプランを自ら設計し決定すること」「生涯にわたるライフスタイルのプロセス」と紹介されています。

(出典:ウィキペディア(Wikipedia)・goo辞書)

 

そもそも、その人に合った専門知識やら能力やらを少しづつ身につけていかねば、会社や地域、周りの人々のお役に立てへんのでは?と思うのです。

そう考えると「その人に合った」とゆー部分がとっても大切なんちゃうかなと考える私です。

 

・・・つづく。

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第4話:コーチング?カウンセリング?コンサルティング?

前回までは「キャリア」という言葉について考えていましたが、今回は「カウンセリング」という言葉の事に目を向けてみましょう。

よー似たやつに「コーチング」とか「コンサルティング」とかゆー言葉があります。

4月からの国家資格には「キャリアコンサルタント」という名称が使われるので、「コンサルティング」する人、ってことなのでしょうか。

 

そんな訳で、またまた言葉の意味を調べてみました。ちょうど「人事GATE.jp」というサイトで紹介されていました。

「コーチング(Coahing)」:個人の望む目標に向かって自己実現を支援すること

「カウンセリング(Counseling)」:心の悩み、不安、障害を話し合いで治療や援助する相談関係

「コンサルティング(Consulting)」:専門知識、技術に基づき、提案、戦略、ノウハウ、方法を教える

 

第1話で「キャリアという言葉は仕事をイメージさせる」とつぶやきましたが、上の3つを組み合わせた私の持つイメージは。

キャリア+コーチング:目標に向かって~とあるので、相談者が目標を持ってることが前提かな?目標が見えた人にはコーチングが効果的な気がする。後は行動するのみやもんね。

キャリア+カウンセリング:目標が見えない人、または「人生の迷子」みたいになってる相談者には、一緒になって考え「そばにいてくれてる人」を感じながら安心して自分に向き合うってなイメージかも。

キャリア+コンサルティング:「教える」「指導する」というニュアンスがあるので、カウンセリング→コーチングを経て、足らない部分を補完してくれると道を切り開いていけそうな感じ。

 

で、「キャリアカウンセリング」は一次対応のイメージ。自分が普段もやもやと感じていて、言葉にならない想いみたいなものに向き合いたい、もしくは向き合わなきゃ、と思った時に利用する、みたいな。

ああ、私はやっぱり「おせっかいおばちゃん相談員」(笑)

 

・・・つづく。

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第5話:自分の人生と働く期間

第1話で「キャリア(career)」という言葉が「仕事」という言葉をイメージさせる、とつぶやきました。

もともとは「生涯」という意味合いが一番強いのですが、人生80年として、ざくっと40年。

学生時代のアルバイトや、定年退職後の嘱託職員やシルバー人材センターの紹介やらを含めると60年くらい。

「生涯」のうち「仕事」をしている期間が多くを占めているんだな~と思いませんか?

なので「キャリア」を考えるとき「自分に合った働き方」「自分を活かせる仕事」が土台となるんですね。

 

ちょっと前までは、学校を卒業して最初に勤めた会社で頑張って働いて、40年後に定年退職といった形やったんですよね。

今は、企業の10年後生存率が47%(出典:中小企業庁)とも言われ、40年存続するのが難しいとも言われてます。

ということは、「生涯」の間に複数回「仕事」を変えていくことが起こり得る。

さらに言えば、産業のグローバル化とIT化で、自分が働き始めた時の「職業」が定年時期の40年後にあるかどうかわからん、ってな時代になっています。

 

かくいう私も、働き始めは写植オペレーターやったですが、今や「写真植字って何?」ですもんね。

 

キャリアカウンセラーの役目として、時代の流れを常に把握しておく、ってのが大事やと思っています。

 

・・・つづく。

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第6話:「人」+「重」+「力」

キャリアカウンセラーの活動は、相談者の人生を受け止め、より自分らしく生きる事を考えられるよう支援すること。

そのためには自分らしく働くにはどうしたらいいのか、自分で考え決める力をつけていくよう促す事との言えます。

 

よく「働く」とは「人のために動く」というたとえを使いますが、私は「人」+「重」+「力」のほうがしっくりきます。

養護学校の卒業生を贈る言葉にこんな一節があって、ええなあと思ったからです。

 

“働く”(はたらく)

人(ひと)+重(かさねる・あわせる)+力(ちから)

働くとは、人が力を重ね合わせることです。=協力して動くことです。

 

“辛い”(つらい)ことも、これからたくさん経験します。

でも、そこでひとつ(一)頑張れば幸せ(しあわせ)になれます。

辛+一=幸

(秋田県能代養護学校 寄宿舎通信より)

 

人のために動くことで、周りの人も自分のために動いてくれてるんだと実感し、感謝すること。

だから小さな一歩を頑張って、小さな幸せを感じることができるのですね。

 

・・・つづく。

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第7話:マッチングだけでは解決しない時代

第5話で「自分に合った働き方」「自分を活かせる仕事」を選ぶという話をしました。

なので、「自分らしさ」を自分で知り、それから「自分を活かせる」職業を調べる、といったことを仕事を決めて応募するまでにやっとかなあきません。

 

昭和の時代・・・そやなあ、バブル時代くらいまでは、あんましそんなん考えんと社会人になってたんちゃうかな?

求人情報誌でアルバイトもたくさん掲載されていたし、応募したらまず働けていたような記憶あります。

ハローワークも雇用保険のために行ってたような。今は求職相談の方が多いんとちゃうやろか。

 

しかし、求人票の情報だけでは読み取れないもの・・・労働の実情やキャリア形成、福利厚生に関するもの等「働きやすさ」を軸に仕事を探す人が増えていて。

インターネットでいろいろなツールで自分の希望に合う仕事を探したり、その前段階の自己分析ツールを使う人も増えてきてて。

デジタル情報で得たいろいろな「鎧をかぶった」状態で採用試験に臨む方も多いかも知れない。

 

経営サイドとしては、短時間の面接では応募者を見極められず、「結局は採用して働いてみてもらわないとわからない」と感じているところが多いのではないだろうか。

 

求職者も、経営者も「こんなはずじゃなかった」と思う前に、お互いが「自分らしさ」「会社の強みや目指す方向」をうまく突合せられれば、共に幸せになれるんじゃないだろうか。

いや、仕事を探している人だけでなく、すでに働いている人にこそ、定期的に「自分らしさ」について振り返る機会があったらええのとちゃうやろか。

 

そんな「キャリアの定期健診」をするキャリアカウンセリングに関わりたいなと思う今日この頃。

 

・・・つづく。

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第8話:「自分らしさを考える」キャリア支援

前回「自分らしさを自分で知る」という話題が出てきましたが・・・それがなかなか難しいんですよね。

 

私は現在、大学で学生さんの就職活動の相談を受けているのですが、自己PRを書くのが大変なんです。

それまで自分に向き合うこともなかったやろうし、客観的に自分がどう見えてるか考えた事もなかったやろうし。

本人のこれまでやってきたことを聴いてて「それ、すごいやん!」ゆーても、本人から見たら普通にできちゃうことやったりするので「?」な顔してたりするねんね。

 

私がキャリアカウンセリングの勉強を始めた時もキャリア・プランニング・プロセスをはじめとしたマッチングに焦点を当てた考え方を学びましたが・・・今は多様性と不確実性が進んで、キャリア支援の考え方も変わってきました。

 

今一番注目されているのが「ナラティブ」。日本語にすると「物語」になるのですが、「ストーリ-」とは違います。

 

 

で、このナラティブをキャリアカウンセリングの視点で説明するのが難しいな~と思っていたら、とあるゲーム関連の記事を読んで「おお!」と思いました。

 

「ファイナル・ファンタジー」は「ストーリー」で、主人公をはじめとしたキャラクターそれぞれが個性を持った人として設定してあるので、ゲームを進めていっても「自分事」のようには捉えられないと。納得。

 

で、ナラティブとしていくつか例が上がってたのですが、しっくりきたのが「ときめきメモリアル」

プレーヤーは主人公として高校3年間を何人かの女の子キャラクターと過ごしていくゲームなのですが、気になる彼女とお付き合いできるようになったり、相手の成績が下がって「自分と付き合ったせいじゃないか」と感じたり・・・物語を「自分事」として受けとめちゃうんですね。しかもプレーヤーそれぞれにゲーム内の「思い出」ができると紹介されてました。

 

いわば「プレーヤーそれぞれが持つ思い出」部分が「自分らしさ」を表している、そんな感じです。うー、伝わるかな?

 

・・・つづく。

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