第36話:『経験代謝』って何だろう?(前)

私が所属するJCDA(日本キャリア開発協会)では、キャリアカウンセリングのメカニズムとして「経験代謝」というものを学びます。

しかし・・・この「経験代謝」、私がCDA資格を取得した時のカリキュラムにはありませんでした(汗)

当時のテキストはキャリアカウンセリング理論としてはスーパーの理論、ホランドの理論、クルンボルツの理論をメインで学びました。

あれから9年経ちましたが、さらにシャインの「キャリア・アンカー」とサビカスの「社会構成主義」が加わりました。そして対人支援に「ナラティブ」が注目されてまいりました。

 

さて「経験代謝」。これがまた悩ましい・・・。

理事長先生は「キャリアカウンセリングのメカニズム」とゆってはりますが、私はしばらく「???」状態で過ごしてまいりました。

年月が経ち、4年前に「夢カフェ」に関わるようになり、今年に入って、あるきっかけで「なるほど!こんな感じになるんや!」と思った出来事があり、イメージとして「経験代謝」をぼんやり理解できてきてかなと感じています。ぼんやりなのでまだ上手く説明できません;;

 

ちなみに「メカニズム」の言葉の意味を調べてみました。

1.機械仕掛け。装置。メカ。

2.機構。仕組み。メカ。

3.哲学で、機械論。

(goo辞書より)

察するに「経験代謝」はキャリアカウンセリングを行っている際の相談者の心の動きの仕組みをあらわしているようです。

 

・・・つづく。

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第37話:『経験代謝』って何だろう?(中)

私がCDAを取得した後に生まれた「経験代謝」ですが、私自身は意外と早い段階で「経験代謝」の説明を受けることが出来ました。

以前、JCDAが厚生労働省の委託事業として若年者向けメールキャリアカウンセリングサービス「キャリメール」を提供していました。

このサービスは5年間運営されていたのですが、最後の1年、キャリアカウンセラーとして関わらせていただく機会を得ました。

オーディションで合格し、研修は当時上野にあったJCDA本部で行われました。忘れもしない2009年5月9日・・・Rockな私は同日に行われた忌野清志郎さんの告別式のニュースも気になりつつ上京したのを覚えています。

 

朝10時半から始まった研修は、理事長先生の「キャリアカウンセリングとは何か」というエンカウンターで始まりました(汗)。いやあ~ここまで自分のキャリアカウンセラーを目指すことになった想いを振り返り深堀して考える機会がなかったので、心身ともに疲れ果てました。一緒に参加した方には返答に詰まって涙ぐむシーンも。『禅問答』のような感じでした。

その後にキャリアカウンセリングのメカニズムの説明として「経験代謝」の講義を受けます。この時にはまだCDA会員にオープンになってなかったので、脳内「???」状態やったです。

 

この時の経験から、しばらく「経験代謝」について苦手意識ができてしまった私です。でも、その後いろいろ試行錯誤して、やっと光が見えてきました。

 

・・・つづく。

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第38話:『経験代謝』って何だろう?(後)

初めて「経験代謝」の話を聞いたのが2009年。

それからJCDAのピアトレーニング(CDA会員が無料で参加できるカウンセリングトレーニング)にも「傾聴」と「経験代謝」の2パターンが出来て、2013年には統合されて「新ピアトレーニング」として経験代謝ベースでカウンセリングのロールプレイングを行うようになりました。

 

この間、「経験代謝」が自分の中に落とし込めず、もやもやした気持ちを持ち続けていました。

当初の経験代謝トレーニングはクライエントというよりも一人の人間としての興味・関心をテーマにトレーニングをする形だったので、よけいに「?」な感じだったのかも知れません。新ピアトレーニングになって、やっと腑に落ちるトレーニングになったように感じます。

そんでもしばらくはもやっとし続けていました。

 

しかし、今年(2016年)に入って経験代謝をまったく知らない人の前で説明する、という機会があり、その後、ピアトレーニングで「おお!」と感じる状況が生まれ、やっとこ「経験代謝」「メカニズム」であることがしっくりき始めました。

経験代謝をクライエントの中で起こっていること中心で説明されているのですが、その前に「カウンセラーの在り方」がとっても大切なんだということに気づけました。考えたらそもそもそこですよね(笑)

 

・・・つづく。

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第39話:JCDA経験代謝ピア・トレーニング(前)

私の所属する「日本キャリア開発協会」では会員が無料で参加できる「ピア・トレーニング」というカウンセリングの基礎練習があります。

私が資格を取得した時は「傾聴」トレーニングだったのですが、現在は「経験代謝」トレーニングになっています。

そんで、トレーニングはオーディションに合格し、訓練を受けた「ピア・ファシリテーター」が進行を担当します。

キャリアカウンセラーも「カウンセリング」スキルが土台。ちょくちょく案内の来る学び場はありがたいです。

 

そんでもってCDAに合格すると「ウェルカム・トレーニング」という、合格者をメインにしたピア・トレーニングが実施されています。

これまでは年3回試験があったので、3回「ウェルカム・トレーニング」が開催されていましたが、2016年からはキャリアコンサルタント試験として年2回の試験となり、その後要件を満たすとJCDAに入会する、という流れになります。

なので、おそらく年2回になるのかなあ。

もちろん一定数の既存会員も「ウェルカム・トレーニング」に参加できます。

 

私が合格した時の「ウェルカム・トレーニング」は、大阪・森ノ宮で開催されました。

会場がよくわからなくて。最初別の会場に入って「どーも違う」と再度さまよい。

会場に到着してトイレ探すもわからず、当日のスタッフの方に聞いて発見したという。

後で、案内してくださった方がスタッフではなく、JCDAの立野理事長さんであったことが判明(汗)

 

そんなおっちょこちょいな「ピア・トレーニング」デビューをしたのでした。

 

・・・つづく。

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第40話:JCDA経験代謝ピア・トレーニング(中)

私が資格を取得してから早9年となりますが、その間にも「ピア・トレーニング」も変化してまいりました。

最初の頃は傾聴トレーニングとしてロジャーズの来談者中心療法の考え方に基づいたインテーク面談の練習といった感じでしたが。

現在は「経験代謝」という概念が加わり、またサビカス理論の考え方が浸透してきたので、「語り」にも注目したインテーク面談練習となったように思います。

 

ただ、昔も今も変わらないな~と感じるのは「クライエントを五感で聴く」姿勢です。

人というのは普段、自分の経験や価値観のフィルタを通して、自分で考え自分で選択して生きているのですが。

カウンセリングという立場に立った時に、自分の経験や価値観を手放さず、クライエントに自身で考え、自身で選択できるように耳を傾ける必要があります。

これって、案外難しいんですよね。

 

たまに「自分を空っぽにしてクライエントに寄り添う」とおっしゃる方がいるのですが、私は空ろな相手よりも、「この人ってこーゆー人柄なんだ」とわかったほうが安心して話せるんではないかと思うんですよね。

 

なので「ピア・トレーニング」の機会に「クライエントを五感で聴く」姿勢を身につけ、クライエントにカウンセラーの人柄が伝わり、安心して話せるよう「安心安全で語れる場」づくりの練習として活用しています。やってみる場があるってありがたいですね。

 

・・・つづく。

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第41話:JCDA経験代謝ピア・トレーニング(後)

前回「安心安全な場づくり」という話をしましたが。

私にとって「ピア・トレーニング」とは、仲間と共に行うスーパービジョンのようなものかも知れないなと思う時があります。

 

スーパービジョンとは何か~~と言えば、こんな紹介文がありました。

 

スーパービジョン(super vision)とは、スーパーバイザー(指導する者)とスーパーバイジー(指導を受ける者)との関係間における対人援助法で、対人援助職者が常に専門家としての資質の向上を目指すための教育方法である。

 

ホンマは指導者からアドバイスを受けるものなのですが、「業務上出来ていることと出来ていないことへの気づき、今後の取り組みへの励まし」という点は「ピア・トレーニング」で経験積むことが出来ると考えます。

 

特にJCDAのピア・トレーニングは途中オブザーバーのディスカッションが入るので、ロールプレイング中の変化が肌で感じられる点が大きいですね。

もしかしたらキャリアカウンセラーの自己研鑽以上に、自身の人間力を見つめなおす時間になっているのかも知れません。

・・・つづく。

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第42話:『ジョブ・カード』ってご存知ですか?

さて、2015年秋に、私たちキャリアカウンセラー資格取得者も、申請することによって「キャリアコンサルタント」国家資格取得者となるよう決まりました。

実は他にも決まったことがあり、その一つに「ジョブ・カード制度」の見直しが行われました。

 

しかし、一般的には「ジョブ・カード?何それ?」ってな状態ですよね(汗)

 

元々は正社員経験の少ない人向けに、ものすごく詳しく自分の職業人生の記録を掘り起こした書類一式を作成し、それを元に企業内や職業訓練機関でいろいろと学んで、次の就職活動や仕事へ活かしてもらおう、という制度です。

で、あまりにこのジョブ・カード一式を作るのが大変なんで、専門のキャリアコンサルタントに手伝ってもらいながら作ってくださいねーっていうものだったのです。

 

それがどう変わったのかというと、「正社員経験の少ない人」から「働くすべての人」がジョブ・カード作って活用してくださいねー、って感じになったのです。

そんでもって就職活動のためのツールから、普段から自分の職業人生を定期的にチェックして、自分がどう働きたいのか、自分がどう生きていきたいのかを考え、記録しておいて、企業内で、就職で、転職で、第二の人生で使ってくださいねー、って感じになったんやと思われます。

 

ただ、普及のためにいろいろな助成金が組み合わさっていて、企業側がそっちに目が向いてしまいがちなのが残念やなーと思っている私。せっかく出来たツールなので、上手く活用できひんかなーと制度出来てから思い描き続けています。

 

・・・つづく。

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