第51話:アセスメントを使ってみよう(VRTカード編)

私は現在、大学で学生さんたちの就職相談の仕事をしています。

就活は春に企業説明会が解禁、初夏に選考活動が解禁というスケジュールとなってますが、それに備えて前年の秋から準備しておいてほしいものです。

勤務先の大学でも、10月の後期授業が始まると同時に3年生、M1生対象の就活準備セミナーが始まります。

 

そーゆーセミナーに参加する学生さんは、将来の事を普段から考えていて、なおかつ具体的なイメージがわかない、といって相談に訪れます。

こーゆー時によく活用するのが「VRTカード」です。

 

「VRTカード」とは、心理検査「職業レディネス・テスト」ちゅーのがあるんですが、やろとしたら時間も取るし、採点の手間もかかるので、簡単にクライエントの職業への興味や取り組むスタンスを調べてみようというもの。

54枚のカードを使って、書いてある仕事の内容を直感的に仕訳していき、その結果に基づいてカウンセリングしていくというものです。

本来は中学生・高校生向けらしいんですが、私は大学生にええツールかもなあと思っています。

 

なんといっても「楽しく取り組める」のがミソ。

カードなので「その時の気分」で、日を変えてやったら違う結果になることもありますが、「仕事を考える」いいきっかけになると感じます。

私はカードの結果を使ってカウンセリングをしていきます。なかなか興味深いですよ。よかったらお声かけいただけると体験できますよ。

 

・・・つづく。

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第52話:アセスメントを使ってみよう(REASECカード編)

「VRTカード」は、「仕事」について学生さんと一緒に考えるのに適したツールと思うのですが、それだけではちょっと物足らない。

で、他にカードで使えるものはないかと思い、購入したのが「REASECカード」です。

「REASEC」とはホランド理論、「働く人のパーソナリティを6つに分類した」名称の頭文字から取ったもの。

「VRTカード」はホランド理論に基づいて作られています。

ですが、「REASECカード」は、開発・販売してる会社がホランドにちなんで「リアセック」という名前で、そこから採ったものと思われます。

 

このカードは3種類あります。

働く目的を考える「WORK VALUE」

人生の価値観を振り返る「LIFE TIME VALUE」

自分の強みを知る「MY STRENGTH」

 

私は学生支援の現場ではもっぱら「MY STRENGTH」を使っています。

もともと「社会人基礎力」の視点から「強み」を掘り起こすような仕組みになっていて、カラータイプのテイストもあるような。

なのでとっつきやすいんですね。

後の2種類は「質問力」「傾聴力」を磨かないとあかんかもなーと感じます。

でも30~40代の人には「LIFE TIME VALUE」が使えるようにも思うな。

 

・・・つづく。

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第53話:アセスメントを使ってみよう(パーソナリティテスト編)

職業訓練や多くの学生さんに一度に自己分析を行おうと思ったら、どうしても限界があります。

本当は一対一でやり取りするのが一番望ましいのですが、講義形式だとどうもそうはいきません。

 

そんな時には個人ワークをしてもらうのが一番。

しかし、自分でワークのネタを作るのも大変やな~~と思った時、とっても助かったのがこの本。

『キャリアノートで会社を辞めても一生困らない人になる』です。

 

本の内容は正統派なライフキャリアを考える、といった感じなのですが。

どっちかとゆーと後半についている自分用キャリアノートのワークシートに価値があります。

これをずーっと埋めていくと自身のいい棚卸しになるのではないでしょうか。

 

著者でもある野津さんは関西の方で、一度スパイラルキャリアのお話をお聞きしたことがあります。

それを聞いていてめちゃワクワクした私。

ご自身もキャリアコンサルタントの枠にはまらず、まさに「多芸多才」を地で行く方でめちゃ憧れです。

 

皆さんもぜひキャリアノート作ってみてくださいね。

 

・・・つづく。

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第54話:アセスメントを使ってみよう(ビジネス基礎能力診断シート編)

これまで自分が活用しているアセスメントを紹介してきましたが、CDA養成講座でもいろいろなツールを紹介してもらいました。

今はどうなっているのかわかりませんが、私が通っていた9年前は、テキストの他にめっちゃ分厚い2穴ファイルを渡されて愕然とした記憶があります。

「これ、何を大量に挟むんやろう;;」「これからもらう資料の内容も覚えなあかんのやろか;;」

と、不安になりましたが、基本的にはワークで使うアセスメントをファイリングするためのものでした。

 

今振り返ると「VARUEカード」やら「CPSーJ」やらも体験出来てええ機会やったな~と思います。

中でも「ビジネス基礎能力診断シート」は、その後職業訓練での自己分析講座で活用させてもらいました。

今やったらジョブ・カードのキャリアコンサルティングにも使えそうな気がします。

このファイルに綴じた資料、ひょんなことから使えるのでありがたいですね。

 

・・・つづく。

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第55話:人生すごろく「金の糸」(前)

私の所属する「日本キャリア開発協会」のアセスメントツールに「人生すごろく“金の糸”」というものがあります。

これは主に大学生向けに開発された自己分析ツールで、対話を通じて自分のこれまでの経験を振り返るというもの。

1つのすごろく盤に4~5名が参加して、サイコロ一回振って出た目だけ駒を進めて~。

停まった駒に書いている話材をテーマに参加者全員が語るというもの。

進行役(ファシリテーター)は専門知識を持つCDA資格取得者が望ましいです。

 

よく質問されるのが「すごろく盤を購入したら誰でもできるのか」ということ。

これは結論から言えば「キャリアカウンセリングとファシリテーションの要領を学んでから」でないとできません。

 

というもの、すごろくゲームをしていて参加者がそれぞれ過去の思い出を語ることになるのですが。

サビカス理論(CDAさんやと経験代謝)を背景にしているので進行役はそれを意識してゲームの進行を見守らなくてはならないし。

ゲームそのものがゴールまで進める必要がなく、むしろそれぞれの語りに注目し、引き出すように進めるのです。

 

私は以前「すごろくで自己分析」というツールを作ったことがあり、その語りの効果は実証しているので、私も発売後すぐ購入。

そしてすぐ体験しに行きました。

 

・・・つづく。

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第56話:人生すごろく「金の糸」(中)

さて、この「人生すごろく“金の糸”」なのですが。

大学生向けに開発されたツールではありますが、社会人がやっても効果があります。

ただ、社会人がやるとめっちゃ時間がかかります&コマが進まへん(汗)

それってなんでやのん?って話ですよね(笑)

 

それはたぶんすごろくの構成のせいやと思います。

大きく4つのブロックに分かれていて、小学生時代中学生時代高校生時代大学生時代、と進めます。

たとえば「小学校の給食で好きだった献立」のところに停まると、みなさんめちゃめちゃ盛り上がります。

社会人だと世代でパン食だったり、ごはん食だったり、地域性で郷土料理の日があったりと、いろいろ語らはります。

盛り上がりすぎて既定の3時間では絶対ゴールにたどり着けません(笑)

 

でも、この盛り上がりの中から「自分自身のルーツ」を見つけるのが、「人生すごろく“金の糸”」の役割。

そもそも「金の糸」とはミノタウロスの迷宮に入りこみ成敗したテーセウスのエピソードから。

アドリアネが渡した糸玉を使って、帰り道は暗闇を金色に光る糸を手繰り寄せながら迷宮を脱出したというもの。

 

あなたにとって人生の「金の糸」を見つける手がかりがつかめるすごろくなのです。

 

・・・つづく。

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第57話:人生すごろく「金の糸」(後)

私はキャリア支援のワークショップは「楽しい」のがええなーと思っていて。

そして参加される方も「楽しく気づける」のがええやろなーと考えていて。

そーゆー点で自分にとってはとっても使いやすいツールと言えます。楽しくワイワイと進めつつ、大事なキーワードは拾っていくみたいな。

最近になって、そーゆー講座の進め方が一番自分の強みやと気が付きました(笑)

 

このすごろくも、停まったコマでやることがいろいろあって、参加者の皆さんから聞いてみてたいこと募るのとか。

それもカードで聞きたい質問を出すとか(私はこれを「ツッコミカード」と呼んでいる)。

小学生から中学生と区切りの時は、全員が同じ質問に答えるとか。

楽しくすごろくを進める工夫がいろいろ仕込んであります。

 

言葉で説明するより体験してみるのが一番その効果を理解できる「人生すごろく“金の糸”」

体験してみたい!という方はぜひぜひお声かけください~。

企業内だとコミュニケーションツールとしても有効。皆さんで経験をシェアすることで新しい何かが生まれてくるかもですよ。

 

・・・つづく。

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第58話:経験の再現(前)

私が所属するJCDAでは、会員サービスとして「ピア・トレーニング」という傾聴スキルを練習する勉強会があります。

ここでは「経験代謝」を意識した問いかけや、クライエントの中で起きていることなどを振り返ることをやります。

で、経験代謝の説明の中で「経験の再現」というものがあります。

 

相談に来たクライエントが話す内容を丁寧に聞いていくことで「経験が再現」される、というのが最初のステップとなります。

 

で、ピア・トレーニングではまずここを意識して出来るようになることが目標となるのですが、案外難しいのです。

ついつい、カウンセラーが興味・関心を持ってしまうところに焦点を当てて質問したりとか~。

カウンセラー自身の経験を照らし合わせて、相談者に同感してしまったりとか~。

 

なので、クライエントの言葉を取り入れつつ語られる内容を少しづつ角度を変えつつ掘り下げる。

まずがこれが出来ないとな~と思ったりするのです。

 

ピア・トレーニングでも実践でも上手く内面に意識が向く場合と、表面部分を行ったり来たりしている場合があって。

自分なりにこう!と関わり方を言葉で伝えにくいよな~と思ったりもするのです。

 

・・・つづく。

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