第59話:経験の再現(後)

「経験の再現」「クライエントと一緒に、キャンバスに絵を描くように、経験を再現する作業をする」と学びます。

この「キャンバスに絵を描くように」というのがイマイチピンと来ないな~と思っていた私。

 

しかし、スーパーバイザーの方がキャリアコンサルティングをする様子を録音したものを聴く機会があり、やっとすとんと腑に落ちました。

 

クライエントが相談するに至ったきっかけとなるエピソードを、「自己概念の影」である価値観にフォーカスした部分と。

実際にどのようなことが起きているのかという情景と。

その時にクライエントの中で起きている感情の起伏の部分と。

ワンエピソードをいろいろな角度で、一枚一枚薄皮をはがす様に聞いていくことで、まさに「共同でキャンバスに絵を描く」ような感じなんだなと思いました。

傾聴トレーニングも欠かしたらあかんなーというのと、トレーニングの後の参加者同士の意見交換とかも大事やなーと思った次第です。

 

・・・つづく。

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第60話:職業情報(前)

現在、大学で学生さんの就職相談を担当している私。

出来るだけ早い段階で「自己分析」「企業研究」に取り組んでもらうことが重要やと思うんですが・・・。

学生さんたちも学業にプライベートに忙しく、後回しになってしまいがちなんですよね。

 

また、業界や企業のことを調べるのに、どうしてもスマホでネット検索で済ましてしまう傾向にあるんですよね。

ITリテラシーがそれなりにあって情報を取捨選択できるスキルがあれば問題ないんですけどね~。

 

私は出来るだけ大学で契約しているデータベースを使いましょう!と紹介しています。

勤務先の大学では朝日新聞の「聞蔵」と日経の「日経BPサービス」が使えるんで、活用しましょうと。

 

普段新聞を読む習慣のない学生さんに、就活せなあかんから日経新聞読もう、ゆーてもハードル高いみたいやし。

(新聞以前に活字を読んで情報共有したり対話したりする機会を増やさなあかん気がしますが)

ネットで得た情報から一歩進んでデータベースで情報を集めてみようとゆって、例を挙げてキーワード検索をして記事を出して見せてます。

 

せっかくの大学生なんやし、使わな損やで~。

 

・・・つづく。

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第61話:職業情報(後)

学生さんと話していると「職業」「業界」「企業」の情報がごちゃまぜになってるなあと感じることが多々あります。

 

勤務先の大学は理系と文系の学科があります。

で、理系の学生さんの場合は「技術者」になるために学んでいるというのもあり、学びの延長に仕事があるイメージを持っています。

しかし、文系の学生さんは「総合職」としてエントリーすることになります。

すると「総合職」って何?ってことになり、どこの会社も総合職採用なら企業を見てみよう、って流れになるんですよね。

 

以前は「キャリアマトリックス」というサイトがあって重宝していたのですが、平成23年に事業仕分けによって閉鎖されてしまいました;;

で、代わりになるもんないかなーと思って探していたら、「Career Garden」というサイトを見つけました。

「キャリアマトリックス」より詳細に説明されていてありがたいです。ぜひ活用してみてくださいね~。

 

・・・つづく。

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第62話:ワールドカフェとつながりの輪(前)

「ワールドカフェ」ってみなさんご存知ですか?

対話の手法のひとつで、テーブルごとのグループに分かれて討議し、途中でメンバーが移動していきます。

テーブルには模造紙が広げてあり、討議の間自由にメモを書き込みます。

話す人は「トーキング・オブジェクト」というアクセサリーを持ち、他の方は話す人の語りを遮らないというルールがあります。

他の方が語りたくなったら、トーキング・オブジェクトを渡します。

テーブルには一人「テーブルホスト」という人を置き、その方は移動せずに、新たなメンバーがやってきたら、そのテーブルで話し合われたことを説明します。

 

私が最初に体験したのは2011年。5年前ですね。

JCDA1万人記念大会企画の「夢カフェ」が京都で開催され、興味を持って参加したのです。

「夢カフェ」は厳密に言えば、「CDAになったきっかけ・いま・これからをワールドカフェ形式で語り合い、集まった会員同士つながる場」としての活動です。

この参加をきっかけに、自分が夢カフェのファシリテーターとなり、JCDA関西地区会スタッフになり、夢カフェを通じて出会った仲間の背中を押すようなことが一気に増えました。

 

ワールドカフェで得られるつながりや気づきを今後も推進していきたいですね、。

 

・・・つづく。

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第63話:ワールドカフェとつながりの輪(中)

JCDAでの夢カフェや、その他の機会でワールドカフェを行う機会がいくつかありましたが、当初は進めるのが難しかったです。

 

まず、「話しながら書く」のが出来ないんですよね。たいていしゃべるのに夢中になってしまう。

トーキング・オブジェクトも途中からほったらかしとかになります(笑)

これはワールドカフェを知ってる人が多いと起こりませんが、知らない人の割合が増えると陥りがちです。

 

最初のアイスブレイク時に参加者の方が自己紹介するんですが、これもしゃべりすぎる傾向があります。

特に自分で活動している人は話すきっかけがあるとPRに入ってしまうので、自己紹介に時間がかかります。

なのでこちらから自己紹介で話す内容を指定し、1セッション目で各グループで自己紹介を含めて話してもらうことにします。

 

後はメンバーが偏りなくまんべんなく話すように促したり。

テーブルホスト決めるのにも時間がかかるのでアイスブレイクで仕込んでスムーズに決めるようにしたり。

対話そのもの以外に気配りする部分はあるのですが、対話そのものは参加者と場の力にゆだねるだけでええように感じます。

そこがワールドカフェの面白いところですね。

 

・・・つづく。

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第64話:ワールドカフェとつながりの輪(後)

ワールドカフェをやってみて感じるのは「参加者のリソースが集めて学ぶことができる」ことです。

自分の思ったことをしゃべって楽しかった、すっきりした・・・という感想をよくいただきます。しかしこれでは物足らない。

これは時間が押して全体シェアの時間が取れなかったせいかなと思います。

 

全体シェアをするのが一番難しいところでもあるのですが。

ファシリテーターはとにかく「参加者はどんな人なのか」を皆さんの対話の様子から感じ取ることが役割なのだと思います。

キャリアカウンセラーの場合は対面相談と同じで、各グループの対話で出てくるキーワードや皆さんの表情、声色、話すトーンなどに注目します。

ワールドカフェの場合はありがたいことに模造紙に書いたものが手掛かりになります。

ずっとその場で聞いていなくても場で起こっていることが想像しやすいんですよね。

 

今では対話で学ぶ手法として市民権を得た感じのワールドカフェ。

しかし、いざやろうと思っても難しいんですよね。特に3つのセッションの問いの立て方が難しい。

 

もうちょっとハードル低くたくさんの方に対話で学ぶことを体験してもらいたいな~と思ったときに新たな手法に出会います。

 

・・・つづく。

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第65話:Read For Action読書会(前)

キャリアカウンセラー活動している人、講師業している人にとっては「ワークショップ」って身近な手法に思いがちなのですが。

世間の方々に「ワークショップ」と言うと、ホビーやクラフトの制作体験だと認識されます。

 

かつて公的機関の貸館を利用した時に、受付の職員さんに「ワークショップをやる」と伝えたところ・・・。

「搬入する材料費を徴収される場合は貸館代が変わりますよ」とか「材料によっては部屋の仕様によって利用できない場合がありますよ」とか言われたことがありました。

よくよく聞いてみると、アレンジフラワーのような趣味的な何かを短時間で作る体験会だと思ってはったようです。

都心部と地方の情報格差のようなものを感じた私。

 

なので、情報が入ってこない地域に住んでいる方にも参加したくなるようなワークショップを運営したいという気持ちが出てきました。

そこへ「Read For Action」という読書会ワークショップの存在を知るのです。

 

・・・つづく。

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第66話:Read For Action読書会(中)

「Read For Action」との出会いは2014年。

その前年からJCDAで会員同士のネットワーク化を目指した「夢カフェ」活動を展開し、その中で「学生と社会人が対話する場を作りたい」と考えまして。

 

関東のCDAさんに紹介されたのが「ハタモク(働く目的)」という同様の活動を展開している団体の代表・與良さんでした。

本当は「ハタモクを滋賀で」と思っていたのですが、諸事情で叶わず(別の形で対話の場は実現しましたが)

その後、與良さんとはネット上でいろいろと意見交換させていただけるようになりました。

 

で、與良さんが本を上梓し(「他人の思考は9割変えられる」)、それをきっかけに東京で読書会ワークショップに参加することになったので参加しませんかとお誘いがありました。

ちょうど、「JCDA大阪大会」でゲストで登壇される野村恭彦さんも一緒とお聞きし「行くしかあるまい」と一路東京へ行きました。

 

そんで初めて体験したワークショップは「シナリオ・プランニング読書会」

この場が非常に刺激的で、参加者80名が一つの本で多様な意見交換ができることに目を見張るほどの衝撃と「これ、自分もやってみたい!」という思いが募りました。

 

・・・つづく。

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第67話:Read For Action読書会(後)

2015年2月に読書会ファシリテーター養成講座が大阪で開催され、即申し込んで受講。

その後、隔月ペースで読書会を開催してきました。

とにかくどうやったら広まっていくのかわからないので、とりあえず開催する、みたいな勢いで(笑)

集客には苦戦しましたが、読書会の効果は開催するたびに実感してきました。

 

「Read For Action」読書会の一番の効果は「思考整理」じゃないかなと思います。

研修などでいろいろなワークをするんですが、全体シェアで自分の意見を話す時って困るんですよね。

何をどう話していいか、どういう言葉を使って表現したら、自分の想いや考えていることが伝わるか、って悩みますよね。

自分が伝えたいことを本に書いてあるキーワードが助けてくれる・・・読書会でそれが体感できます。

 

本は若いときは小説やエッセイなどで感受性を養い、社会人になると専門書や歴史、実用書を読みこむといいと言われますが。

それがなかなかできなかった方にとっては、大勢で本を読んで、想い・気づきを共有する読書会は大きな学びになるのではないでしょうか。

・・・つづく。

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