第19話:お気に入りの本を語る(後)

都会から田舎に嫁に来て思ったのは、音楽と本が入手できない!って事でした。

今ならAmazonでポチって買えるんですが、当時は携帯電話も普及しておらず、車の免許はあるもののペーパードライバーでどこも行けず状態。

で。3年後に町立図書館がオープンした時はホンマに嬉しくて、毎週ほど大量に本を借りて読んでました。

その時に凝ってたのがファンタジーを中心とした児童書なんですね。

 

そこで出会った本、ジクリト・ホイク作「月の狩人~アマゾンでみた私だけの夢」が未だに深く印象に残っています。

本の表紙はアンリ・ルソーのジャングルの絵で、深い緑色が目に入ります。

この本もラテンアメリカ独特のイメージ、「アヤママ鳥の予言」「ジャガーの刻印」やら出てきますし。

作者がドイツ人であることから、「ニーベルングの指輪」のような世界観も織り交ざったような。

 

どーしてこーゆー世界観に惹かれるのかな~~と思ったら、私の母の趣味などが影響してるかもなあと感じます。

母は『トリオ・ロス・パンチョス』というラテンミュージックトリオのファンで、彼らがメキシコのグループであることからメキシコ大好きな人なんですね。

なのでメキシコ展やらメキシコ物産展などが百貨店で開催されては行く、マヤ・アステカ・インカ文明の展示会なども行く、みたいな小学生時代過ごしてるんですよね。

特に深緑・・・翡翠の色に神秘的な魅力を感じるようになったのはこの影響でしょう。

 

そーゆー訳ではないんですが、北陸新幹線が開通して「糸魚川」という地名を知り、そこに「ヒスイ海岸」やら「ヒスイ渓」やらあるのが気になる私です。

そそ、同時期に読んだ荻原規子さんの『空色勾玉』も好きですねえ。

私は八百万の神といいますか、道祖神が出てくるようなお話に心惹かれるようです。はい。

 

・・・つづく。