第21話:音楽の思い出をストーリーで語る(前)

「ライフストーリー・レビュー入門」著者の高松氏によると、決して言語だけにフォーカスして「語り」をしなくてもええとのこと。

「歌を歌ったり、音楽を聴くことによって、普段想い出すことのない古い記憶が蘇ることがよくある」

「音楽を通じて人と人との心がつながり、過去の記憶が新たな形で現在の人間関係に位置づけられる」とあります。

なんとなくですが、音楽がその人の記憶・・・時間軸を見出し、金の糸でつながったマイクロナラティブなのかなと。

ゆーなれば過去から現在の薄れていた記憶のインデックス的な役割をしてるのかなと感じました。

 

音楽を使ったワークの場合

①自分にとって大切な曲を1曲選ぶ

②その曲についての思い(想い出)を語る

③実際に参加者皆で歌ってみる(自分が歌えなくても皆さんが歌ってくれるので大丈夫、もしくは演奏する、レコードやCDをかけて聴く)

 

で、大事なのは③の皆で歌うというところだそうで

「同じ時代を生きてきた人がいれば、また別の想い出をその曲に重ねる事ができる」

「その音楽に込められた個人の思いをみんなで共有することで、何かが伝わり、理解し理解された感覚が伝わる」

とあり、音楽を通じてライフストーリーの一部がさらに豊かに語られることになるそうです。

 

・・・と、この解説を読んでまして「私、こーゆーことやってたやん!」と思いました(笑)

 

滋賀県大津市にある「ええラジオ」さんで「Rockな雑談会!」というイベントを企画したんですね。

この「ええラジオ」、FM局で長年お仕事されてきた豊田一美(豊パパ)さんが開設、Ustreamを使って「見えるラジオ」として番組制作・配信をされています。

で、元喫茶店だったスペースをスタジオにしていた時に、広いスペースあるし何かできひんかなーということで、いろいろなイベントやったんですよね。

もともとFM時代の豊パパ担当番組リスナーであった私と、我が家の多種多様な音源在庫をご存知な豊パパとで「好きなレコードやCDやビデオ持ち寄って音楽好きな人たちと語り合いたいね」と言い出し。

ビールとおつまみを囲んでレコードかけてしゃべるイベントやってたんですよ。

 

でも、こーやって振り返ると、まさに「音楽を使ったライフストーリー・レビュー」ですやんか!

参加された皆さん、レコードの中の1曲をかけては「この曲はねー」「このアルバムはねー」と、その音楽に出会った当時の自分の事語りまくってはったんですよね。

それは「この曲の事知ってる人たち」「このアーティストの事知ってる人たち」という前提があるからこそ思い切り語れる、みたいな(笑)

現場の人、豊パパさんがいてくれたからこそ実現できた企画やと思われます。はい。

 

なので、キャリアカウンセラー目線でイベント復活させたいと思う私です。音源持ち歩くの面倒やし、自宅でできひんかなー。ダンナに嫌がられそうやなー。

 

・・・つづく。