第40話:JCDA経験代謝ピア・トレーニング(中)

私が資格を取得してから早9年となりますが、その間にも「ピア・トレーニング」も変化してまいりました。

最初の頃は傾聴トレーニングとしてロジャーズの来談者中心療法の考え方に基づいたインテーク面談の練習といった感じでしたが。

現在は「経験代謝」という概念が加わり、またサビカス理論の考え方が浸透してきたので、「語り」にも注目したインテーク面談練習となったように思います。

 

ただ、昔も今も変わらないな~と感じるのは「クライエントを五感で聴く」姿勢です。

人というのは普段、自分の経験や価値観のフィルタを通して、自分で考え自分で選択して生きているのですが。

カウンセリングという立場に立った時に、自分の経験や価値観を手放さず、クライエントに自身で考え、自身で選択できるように耳を傾ける必要があります。

これって、案外難しいんですよね。

 

たまに「自分を空っぽにしてクライエントに寄り添う」とおっしゃる方がいるのですが、私は空ろな相手よりも、「この人ってこーゆー人柄なんだ」とわかったほうが安心して話せるんではないかと思うんですよね。

 

なので「ピア・トレーニング」の機会に「クライエントを五感で聴く」姿勢を身につけ、クライエントにカウンセラーの人柄が伝わり、安心して話せるよう「安心安全で語れる場」づくりの練習として活用しています。やってみる場があるってありがたいですね。

 

・・・つづく。